信号無視の原因

2年ごとに進むといわれいる病症

緑内障
緑内障は、健康診断における眼底検査、もししくは新聞の字が読めないなどの自覚症状などから発覚するといわれているが、ほとんどが前者であろう。なぜなら、眼はふたつあるので、多少視野が欠損しても補えて気づきにくいからである。完全に失明でもしないと、病院にはかけこまないのではないだろうか。
それは、健康診断で発覚しても似たようなものかもしれない。一応見えているし、大したことないのたろうと、いったんは診察を受けても、だんだん行かなくなるのだ。

緑内障は2年単位で進むといわれている、比較的悪化がゆるい病気なので、「そのうち行こう」と油断してしまうことがあるかもしれない。

しかし、がんが早期から進行期に入った時と同じで、いったん視野欠損が始まると、あっという間に悪くなってしまうから、そのときになってから慌てても遅い。

早期発見で、早くから治療することである。

その場合、多くは失明を免れるともいわれている。

緑内障の治療は、まずは眼圧を下げることから始まる。1日1回の目薬である。

それがあまりきかないと、複数の目薬を使う。

緑内障は、眼圧が高いとなるといわれているが、眼圧が高くない正常眼圧緑内障もある。

その場合でも、眼圧を下げる。

一般には、眼圧を3割下げることが目標という>

たとえば、眼圧が16の正常眼圧の人なら、11まで下げることを目標にする。

そして、眼圧検査は定期的に行い、半年に1度ぐらいは視野検査を行って経過観察をする。

眼圧がそれでも下がらなければ、房水を流す手術をする。

いったん死んだ視神経は、元に戻らないといわれている。

だから、緑内障は言い方によっては「不治の病」といえるかもしれない。

そう表現すると、何とも暗い気持ちになるが、医師の管理下によって失明を逃れられれば、必ずしも「死に至る病気」ではないのだから、「になってしまったらおしまい」ではなく、早期発見とともに、「なたらどうするか」が大切な病気といえる。

緑内障は強度近視とも関連が深い

『日刊ゲンダイ』(2015年9月1日付)では、「サラリーマン新健康ワイド」というページで、緑内障について取り上げている。

ちょっとそれを引用してみよう。
『日刊ゲンダイ』(2015年9月1日付)
 昨年秋に新薬が承認された緑内障は、必ずしもすぐに治療が必要とは限らない場合がある。緑内障を専門とする日本医科大学付属病院眼科・中元兼二講師に聞いた。

 眼圧が上昇し、視神経が圧迫されて変形するのが緑内障だ。原因は、目の中を循環する“房水”がうまく排出されないこと。一度変形すると、元には戻らない。
「ところが、日本人には眼圧が正常範囲なのに視神経が変形する“通常眼圧緑内障”が多い。統計的には、世界の眼圧の分布と、日本人の分布は大きく変わりません。それでも日本人に正常眼圧緑内障が多いのは、近視が多い民族のため視神経が薄く、低めの眼圧でも視神経が障害を受けやすいからではないかと考えられています」
 眼圧が高い緑内障と比べ、正常眼圧緑内障は進行がゆっくり。さらに、眼圧は測るタイミングによって変わる。「緊張していると高くなる」「朝晩で変わる」というから厄介だ。だから、患者の眼圧、視野、視神経の状態などの情報を吟味し、治療の開始を決める。すぐに治療を始めないこともあり、その場合は半年~1年に1回、検査で様子を見る。
「明記された基準はありませんが、一番大事なのは、患者さんが将来、生活に困らない目の状態を維持することです」
 緑内障の症状は、視野欠損。視界に見えない部分が出てきて、症状が進むとそれが拡大する。当然ながら、生活に支障が出る。
「緑内障治療の目頭は、視野欠損の進行を防ぐこと。ただ、眼圧も正常で、通常の視野検査でほとんど異常が見られず、正常眼圧緑内障と診断するかどうかという微妙な段階でも、真ん中の視力から落ちてきやすいタイプがあります。これは眼底検査でわかるのですが、このタイプは、将来のことを考えて、早く治療をスタートします。こういった患者の多くは『強度近視』の方です」
 真ん中の視力が落ちると、その程度は小さくても、生活の質が著しく下がる。
 日本人の緑内障のリスクファクターは、岐阜県の大規模調査から、毎齢、眼圧、近視の強さ。近視の強さは視力ではなく、「マイナス3D」「マイナス6D」といった表記をする「度数」で判断する。度数は視力検査などで測定しているので、近視の人は度数がどれくらいかを確かめた方がいいだろう。
 緑内障の治療法は、まず薬物療法。レーザー治療、手術療法もあるが、たいていは薬物療法で済む。今回の新薬「ROCK阻害剤」は、従来の薬とは異なった房水の排出経路に作用するため、従来の薬で効果が不十分な場合の新たな選択肢になると期待されている。
 しかし、緑内障治療で最重要なのは、どの薬を使うかより、「早期発見」だ。
「適切な時期に治療を開始しなくてはならない。前述した“変形した視神経が元に戻らない”ということは、“緑内障による視野欠損や視力低下は治療で元に戻らない”ということです」
 上方の視野欠損からたいてい始まるが、半分以上欠けていても気づかず、ある時ふと視線を上にやった時にようやく気付く人もいる。信号に気づかず、車で横断歩道を突っ走っていた人が、実は緑内障で上方の視野が欠けていたということも。
 また、片方の目の視野欠損を正常な方の目で補っていたため、発見が遅れることもある。
「緑内障と診断されているのに、数カ月で治療に来なくなる人も少なくない。数年後に“見えなくなった”といらっしゃるのですが……」
 片目ずつチェックして、上下左石すべてがきちんと見えていますか?
『日刊ゲンダイ』(2015年9月1日付)

信号や歩行者が見えないというのは深刻である。

最近は、担てんかん者の自動車事故が問題となているが、そのうち、緑内障ドライバーもバッシングされる時代が来るかもしれない。

もっとも、緑内障は強度近視とも関連が深い。

程度の差はあっても、ほとんどの人が近視である現代人は、現在20人に1人といわれている緑内障の割合は、更に上がる可能性もあるのだが。

緑内障については、今後も記事を更新していこうと思う。




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