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内視鏡手術3種類、ポリペクトミー、EMR、ESDの手法の違い

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内視鏡手術3種類、ポリペクトミー、EMR、ESDの手法の違い
内視鏡というと、胃や大腸の検査、そして切除手術に使われるものという認識はある。では、どうやって切除するのか。実は内視鏡手術には、ポリペクトミー、EMR、ESDという3種類の手法がある。それをスケプティクス(懐疑的)にまとめてみよう。

『日刊ゲンダイ』(2017年5月10日付)の連載記事である「明細書が語る日本の医療21」には、大腸がんの内視鏡手術における、内視鏡手術の3種類の違いが述べられている。

それによると、まず、大腸がんの手術は、手技として内視鏡、腹腔鏡、開腹の3種類あることを説明。

そのうち、内視鏡手術は、悪性ポリープと上皮内がんが適応になるという。

そして、その方法だが、ポリペクトミー(ポリペク、内視鏡的ポリープ切除)、EMR(内視鏡的粘膜切除術)、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の3種類があるという。

ポリペク

ポリペクトミー、通称ポリペク、内視鏡的ポリープ切除のことであり、キノコ状のポリープに有効である。

細いワイヤの輪を内視鏡先端から出し、ポリープの茎に引っ掛け、電流を通して焼き切る。

引っ掛けるところのない平たいポリープや、粘膜上皮の中に埋もれているものは取れない。

EMR

EMR、内視鏡的粘膜切除術のことである。

内視鏡の先端から注射針を出し、がんよりも内側に生理的食塩水を注入してがんを表面に押し上げる。

そして、ワイヤをかけて電気的に焼き切る。

ただ、ポリープの大きさが2センチを超えるとむずかしいとされる

ESD

ESD、内視鏡的粘膜下層剥離術のことである。

EMRで適応しない、要するに2センチ以上の上皮内がんはこれを用いる。

切除範囲をマーキングして、粘膜下層に食塩水を注入する。

ここまではEMRと同じである。

浮き上がらせた患部は、マーキングに沿って電気メスで上皮を剥がすように切り取る。



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内視鏡切除のためには早期発見

ESDによって、今までは開腹手術を要したものが、お腹に全く傷をつけずに切除できるようになった。

『日刊ゲンダイ』(2017年5月10日付)には、男性の上皮内がん患者と内視鏡手術件数の統計が掲載されている。

『日刊ゲンダイ』(2017年5月10日付)

ESDは大腸がんのみの適応なので、ESDの件数は、直径が2センチを超える大きな上皮内がんの患者数をあらわしているという。

患者の合計が2万3000人。うち約1万1000人がESD。

ポリベク、EMRを受けた上皮内がん患者は、約41万人のうちの約1万2000人、割合にして約3%と説明している。

医学・医療については、様々な情報が錯綜し、たとえば、健康診断や人間ドックによるがんの早期発見自体を否定する意見もある。

たしかに、部位によっては早期発見が生存率を伸ばしていない場合もあるが、大腸がんはこのように、がんの大きさによって手術が変わる。

内視鏡ですむのなら、開腹手術よりもずっと負担が軽いことは明らかである。

上皮がんの段階で、内視鏡で手術ができるよう、早期発見はやはり有効なのである。



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