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専門外来は増えているのだが

認知症。なってみないとピンと来ないかもしれない。自分だけはならないとタカをくくっている人もいるかもしれない。しかし、実際に認知症になった人と、なっていない人に決定的な違いがあるわけではない。つまり、誰であってもならないという保証はない。ということで、認知症をスケプティクスな観点から見ていこう。
『日刊ゲンダイ』(11月20日付)には、日本イーライリリーが、認知症の人と家族の会の会員465人を対象に行ったアンケートを取り上げている。「認知症の診断と治療に関するアンケート」というものだ。

それによると、「認知症を疑うきっかけとなる変化に気づいてから最初に医療機関を受診するまでにかかった期間」は平均9・5カ月であり、「最初に医寮機関を受診してから確定診断までにかかった期間」は平均8カ月、そして、「変化に気づいてから確定診断までにかかった期間」は平均15カ月である。

どうなんだろう。この期間は。ちょっと時間がかかるんだなという気がするが。

アンケートによると、やはり認知症の人の多くは、確定診断された時期を「遅すぎた」と感じているという。

「適切な治寮がなされなかった」「診断がなかなかされないことで、長い間不安だった」と精神的負担を感じている人も、認知症患者の家族を含めて多かったというのだ。

それは当然だろう、15ヵ月あれば、何かできたんじやないのかとか、その間にも認知症が進んでいっただろうとか、考える。疑いがあって診断を受けたら、すぐにでも結果を知ってできる手当をしたいと思うはずである。

アンケートでは、確定診断の時期が遅すぎたと感じた理由につして、「早く治原を始められるから」「早くしないと病状がどんどん進行してしまうから」「いろいろ早めに準備ができるから」「疾患に関する情報を入手できるから」といった回答が出ている。

まったく思ったとおりである。

しかし、最近は、リハビリクリニック、物忘れ外来など、従来の内科や脳神経などからさらに細分化された外来ができつつあり、以前よりも条件はいいはずである。

どうしてだろう

にもかかわらず、そうした現状ということについて、『日刊ゲンダイ』は、「愚者が望む方向には十分に機能できていないのかもしれない」とまとめている。

加齢によって、物忘れはあるので、高齢者の記憶や判断の間違いや欠損をもって、ただちに認知症と診断する訳にはいかない。認知症と診断されることによる本人のショックもある。そのへんの遠慮や診断の慎重さも原因としてはあるのだろう。

認知症。考えさせられる問題である。

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