光線免疫療法

体に優しい最新がん治療

光線免疫療法という聞きなれない治療法が、『日刊ゲンダイ』(2015年4月16日付)の「医者の内緒話」というコーナーに出ていた。体に優しい最新がん治療で、かつその治療をすることで免疫力もつくというのだ。スケプティクスな立場から見れば、にわかには信じがたい。がん治療は生易しいものではないから、いささかウマすぎる話にも聞こえなくはないのだ。話の主は「都内の40代内科医」ということになっている。
がん治療といえば、手術、抗がん剤、放射線という三大療法が標準治療といわれている。それらを単独、もしくは組み合わせて治療を行う。

それに加えて、健康保険が適用になるハイパーサーミア(局所温熱療法)や、健康保険ではまかなえない粒子線治療などが先進医療という名で補助的に位置している。

だが、これだけあっても、がん治療に絶対的治癒をもたらす決定打はない。

部位によっては早期発見が難しいものもあるし、転移もある。

いずれにしても侵襲性は否定出来ない。

たとえば、がん細胞を叩いても、それだけでなく正常細胞も叩いてしまうというように。

それをもって、とくに抗がん剤治療がやり玉に上がっているが、では標準治療以外にそれを超える民間療法があるかといえば、もちろんそんなものはない。

出口がはっきりしないトンネルの中では、つい藁にもならないものでもつかもうとするわけだが、『日刊ゲンダイ』(2015年4月16日付)の「医者の内緒話」というコーナーに載っている、「体に優しい最新がん治療」が医療の救世主かどうかはなんとも言えない。

とりうえず引用しよう。

『日刊ゲンダイ』4月16日付

最近、ウチの病院を担当する製薬会社の営業マンから「光線免疫療法」という、新たながん治療法があることを聞きました。
 近赤外線の照射でできる細胞を破壊する物質と、がん細胞の表面にある特異的なタンパク質を認識する物質とを結合させることで、正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを死滅させるという治寮法だそうです。
 しかも、治療後わずか1~2分以内にがん細胞を破壊させるというから驚きです。すでに、この4月から米国立衛生研究所が世界的規模で臨床研究をスタートしているそうです。
 もともと光に反応して活性酸素を出す物質を体内に注射し、がんや感染症の病巣を治す治療法は存在していました。ところが、正常細胞も傷つけてしまうため、がん治療に対してうまくいかなかったのです。新治療法はその欠点を克服したというわけです。
 この治産法が凄いのは、がん細胞が死滅した後に白血球が活性化され、免疫力が強化されるという点です。腫瘍の破壊と免疫力アップでがんの治癒に導くわけです。
 光線免疫療法は日本人が開発したそうです。実用化まではまだ時間がかかるでしょうが、がんが簡単に治る時代が近づいているのは間違いないようです。


最後は「間違いない」と言い切っているが、まあスケプティクスな立場でいわせてもらえれば、その「光線免疫療法」が現実の医療に導入された時に明らかになるだろう。

↑スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加

光線免疫療法、がん僕滅の切り札になるか関連ページ

入院費用と看護師の関係
風邪とクローン病の微妙なハザマ
肺がん手術で注目横浜市大市民総合医療センター
スキルス胃がん、化学療法手術前投与で新たな治療法
抗がん剤を使うな論、は正しいのか
大腸がん、進行がんでも単孔式腹腔鏡手術
心臓突然死、予知や予防はしっかりと把握を
がんは遺伝するのか?その結論が明らかに
慢性炎症は万病のもとという話
脳梗塞、真夏日猛暑で1.7倍リスク
遺伝より生活習慣が大事という研究
胃のはたらき、夜中に食べて胃もたれする理由
尿路結石、コーラは×、コーヒー・紅茶は○
ピロリ菌除菌で胃がん、マルトリンパ腫原因消える
虫歯はがんになりにくく歯周病は逆になりやすい
PM2.5と発がん性の真相
胃を守る食べものはこれだ!
星野式ゲルソン療法、5年生存率0%から生還!?
マイクロアレイ検査、膵臓がん早期発見にも有用
肺がん、2週間咳が続いたら医師の診断を
認知症をスケプティクスな観点からみるアンケート
白内障、遠くも近くもよく見える多焦点レンズ
C型肝炎、新薬で完治する時代と話題になっている
心臓病や血管ボロボロに和温療法が期待されている!
腎がんの治療、ロボット支援で内視鏡部分開腹へ
糖尿病とすい臓がんの深い関係
超高濃度ビタミンC点滴療法と断糖食事療法を同時に
高濃度ビタミンC点滴療法の真相

医療最新情報 健康食品懐疑 ヒートショックプロテイン 湿潤療法 緑内障