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スケプティクスな生活習慣を!

遺伝。親や先祖から子に伝えられる人格的情報。背が低いのも性格が悪いのもモテないのも全部遺伝のせいと思っていませんか。ある意味、楽ですけどね。すべて親や先祖のせいにすればいいわけですから。ところが、そうではない。生活習慣の問題だ。親の生活習慣と同じだからそうなってしまうのだ、という反証研究を紹介している記事があります。なかなかスケプティクスな視点です。
「東京スポーツ」(5月30日付)で、医師の吉田たかよしさんが連載している「日々是アンチエイジング」がそうです。三浦雄一郎さんをマクラにして、親を受け継ぐのは遺伝ではなく生活習慣だと書いています。健康な食生活が、いくつになっても若さを保つ秘訣なのだそうです。なるほどと考えさせられます。

東スポ・吉田たかよし・遺伝より生活習慣
冒険家の三浦雄一郎さんが、先週、80歳でエベレスト登頂に成功し、最高齢の世界記録を更新しました。父親の敬三さんも、99歳でスキーによるモンブラン氷河からの滑降を成功させています。若さを保てるかどうかは、やっぱり親からの遺伝で決まるのだと、あらためて思い知らされた方も多いでしょう。そんな今だからこそ、私は医者として声を大にして言いたいのですが、実は遺伝なんて大して関係ないことが研究で明らかになっているのです。
 南デンマーク大学のグループは、遺伝子が完全に一致している一卵性の双子と、遺伝子が半分しか一致していない二卵性の双子を対象に、老化のスピードを比較する研究を行いました。その結果、若さを保てるかどうかが遺伝により決まるのは、わずか25%にすぎないことがわかりました。残りの75%は、生後、どんな生活をするかで決まるのです。例えば知的な能力は55%が遺伝で決まることがわかっており、全体的に見れば、若さを保つ能力は意外にも親から子に特に遺伝しにくい性質だといえるのです。
 では、三浦さんの親子の場合は、どうして高齢になっても元気なのでしょうか。あるいは、双子のきんさんざんさんや、ぎんさんの娘4人がそろって長寿なのは、どうしてでしょうか。実は、親から子に長寿が受け継がれる最大の理由は、生活習慣にあることが研究で実証されています。親がしっかり運動し健康な食生活を送っていると、子供も同じような習慣が身につくので若さが保てるというわけです。
 ちなみに75歳の私の母は、ピンクのブラウスを着て街を歩き回るイタいお婆ちゃんですが、どうやら私もそんな老後を過ごしそうです。「東京スポーツ」(5月30日付)


ということは、親であるあなたは、自分の生活が子供に迷惑をかけないかどうか、もう一度考えようということです。そして子供のあなたは、何でも遺伝のせいにせず、自分自身の人生を変えるための生活習慣を自ら構築することです。なかなかむずかしいですけどね。ぜひがんばりたいところです。スケプティクス!
健康情報・本当の話

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  • 作者: 草野 直樹
  • 出版社/メーカー: 楽工社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

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