入院治療では看護師の数によって医療費が上下する

7人の患者に対し看護師が1人

入院費用って気になりますか。そりゃ、なりますよね。治療はもちろん大切ですが、医療費も気になります。それは当然です。「東京スポーツ」(6月11日付)の連載記事「医療にまつわるお金の話」では、「看護師の数で入院費用が変わる」ことを取り沙汰しています。
/「東京スポーツ」(6月11日付
派遣社員の増加やガソリンスタンドのセルフ化に代表されるように、近年、あらゆる業種や職場で人減らしと人件費カットが図られてきた。しかし、医療は人減らしをしにくい分野・業態であり、医師だけでなく看護師の嚢と量が医療の質に直結する。
 というわけで、入院治療では看護師の数によって医療費が上下する仕組みになっており、高度な医療が必要なはど看護師の配置基準も手厚い。端的な例が集中治療室(ICU)で、患者2人に対して看護師1人以上という配置である。
一方、一般病棟で一番手厚い看護基準は7人の患者に対し看護師が1人という「7対1」だ。病棟看護師は2~3交代勤務なので、7対1という比率は24時間・常勤換算の配置であり、例えば50床の病棟で7対1なら、その病棟に少なくとも二十数人の看護師が勤務していることになる。また、深夜帯は少人数で担当する一方、多忙な昼間帯は実質7対1以上の比率になっているはずだ。
 この看護基準「7対1」での診襟報酬は入院1日当たり1566点(1点=10円)である。また「10対1」になると同1311点、「13対1」では同1103点と看護師が減るに従い、入院基本料が2000円ずつほど下がる。看護師が最も少ない「15対1」では945点だ。
 それに加え、入院日数が一定以上短くなると、逆に報酬を高くする加算が付くため、結局、看護師が多いほど、また患者を早く退院させるほど診療報酬は高くなる。サービスを〝太く短く″が急性期医療のトレンドだ。
 看護師数によって収入が大きく上下するのだから、その確保は急性期病院の極めて重要な経営課題になる。
 ちなみに、7対1の職場は離職率も比較的低いらしい。患者はあまり意識していないが、こうした看護基準を知ることも、病院を判断する目安のひとつになる。


医は仁術といいますが、それはそれとして、この社会に存在する以上、経済行為としての医療という現実はあるわけです。

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